
SAGEさん、DTMを本格的に始めたいんですけど、Studio OneとCubaseで悩んでます…どっちを選べばいいんですか?周りの先輩はCubase派と Studio One派で意見が真っ二つで…

これは永遠のテーマだよね。結論から言うと「直感的に作りたい・短時間で曲を仕上げたい」ならStudio One 7、「業務スタジオと同じ環境で本格的にやりたい・MIDI機能を極めたい」ならCubase Pro 14。僕はStudio One 7をメインに使ってるけど、それぞれ強みが全然違うから、自分の制作スタイルで選ぶのが正解だよ。
「Studio OneとCubase、どっちを選ぶべき?」これはDTMを始めるすべての人がぶつかる悩みです。本記事では、現役で両DAWを触ってきたラッパー&DTMer目線で、価格・機能・MIDI編集・ミックス・付属音源・拡張性まで徹底比較します。最終的に「あなたに合うのはどっちか」がクリアになるよう、それぞれの得意ジャンル・苦手ジャンルまで踏み込んで解説していきます。
Studio One 7 と Cubase Pro 14 の基本スペック比較
まずは両DAWの基本情報を一覧で比較します。価格やシステム要件、最新バージョンの主要アップデートポイントをチェックしましょう。
| 項目 | Studio One 7 Professional | Cubase Pro 14 |
|---|---|---|
| 開発元 | PreSonus(米) | Steinberg(独) |
| 定価(新規) | 49,500円前後 | 67,650円前後 |
| クロスグレード | あり(他DAWユーザー向け割引) | あり(他DAWユーザー向け割引) |
| OS対応 | Windows / macOS(Apple Silicon ネイティブ) | Windows / macOS(Apple Silicon ネイティブ) |
| 体験版 | 30日間フル機能 | 60日間フル機能 |
| 無料版 | Studio One Prime(旧版・現在は終了) | Cubase LE / AI(バンドル付属のみ) |
| 付属音源 | Presence XT, Mai Tai, Ampire 等 | HALion Sonic SE, Groove Agent SE 等 |
| サブスク | Studio One+(月額制あり) | なし(買い切りのみ) |
| 最新の目玉機能 | Stem Separation, Splitter改良 | Modulators, Score新機能, Range Tools |
価格面では Studio One 7 が約1.8万円安いのが大きなポイント。一方、Cubase Pro 14 は世界中のプロスタジオで標準化されているため、リスニング前提のセッション互換性は最強クラスです。
操作感の違い:直感のStudio One vs 機能網羅のCubase
両DAWの最大の違いは「思想」です。Studio One は「ドラッグ&ドロップですべて完結」を徹底した直感系、Cubase は「業務制作で必要な全機能を網羅」した重厚系。実際の作業フローで何が変わるのか見ていきます。
Studio One 7:思考を止めないドラッグ&ドロップ操作
Studio One 7 はとにかく操作がシンプルで、「ブラウザからトラックへドラッグ&ドロップ」で音源・エフェクト・ループ・サンプルがすべて配置できます。シングルウィンドウ設計で、ミキサー・エディター・ブラウザがすべて1画面に収まり、ウィンドウの切り替えに迷うことがありません。
- ブラウザからエフェクトをトラックヘッダにドラッグ → 即適用
- サンプルをドラッグ → BPM自動同期で配置
- Scratch Pad で別アレンジを並列で試せる
- ChordTrack でコード進行を変えるとMIDI/オーディオが追従
Cubase Pro 14:プロスタジオの標準を踏襲した多機能設計
Cubase Pro 14 は1989年から続く老舗DAWで、業務スタジオでの使用を前提とした多機能性と細かいエディット機能が魅力。MIDIエディターの作り込み、ロジカルエディター、エクスプレッションマップなど、他DAWにない深い機能が揃っています。
- キーエディター・ドラムエディター・スコアエディターの完成度が圧倒的
- ロジカルエディターでMIDI操作を自動化(マクロ的に使える)
- VariAudio でオーディオのピッチ/タイミング編集(メロダイン的機能)
- SuperVision で測定系メーターを完全網羅
MIDI編集機能の比較:作曲・打ち込み派ならどっち?
MIDIで打ち込みをする人にとって、エディターの操作性は作業時間を大きく左右します。両DAWのMIDI機能を徹底比較しました。
| 機能 | Studio One 7 | Cubase Pro 14 |
|---|---|---|
| キーエディターの操作性 | シンプル・初心者向き | 多機能・玄人向き |
| ドラムエディター | Pattern モード搭載 | 専用ドラムエディター搭載 |
| コード進行支援 | Chord Track(強力) | Chord Track(同等) |
| スコア表記 | Notion統合(別売) | Score Editor 標準装備 |
| ロジカル編集 | マクロ機能あり | Logical Editor(最強) |
| MIDI 2.0 対応 | 対応 | 対応 |
クラシックや劇伴など譜面を扱う制作なら Cubase 一択。Score Editor が標準装備で、譜面入力からMIDI変換、印刷までDAW内で完結します。一方、Studio One 7 は Pattern モードでEDM/HipHopのドラム打ち込みが爆速で、ステップシーケンサー的に四つ打ちやTrap系のハットが組めます。
オーディオ編集・ミックス機能の比較
ボーカル録音やバンド録音、ミックスダウンの場面で重要になるオーディオ系機能を比較します。
Studio One 7 のミックス機能
Studio One はミックス工程を「Project ページ」で完結できるのが強み。ソング(楽曲)からProjectページにマスタリング素材を送れば、複数曲のラウドネス調整・曲間調整・CD/配信用書き出しまでDAW内で一気通貫できます。
- Stem Separation:1音源からボーカル/ドラム/ベース/その他に分離(Studio One 7の目玉)
- Console Shaper:マスターバスにアナログ感を付加
- FX Chains:複数エフェクトを1つのまとまりとして保存・適用
- Splitter:1トラックを並列で複数エフェクトに分岐
Cubase Pro 14 のミックス機能
Cubase は MixConsole がプロ用コンソール並みに高機能。Channel Strip にコンプ・EQ・ゲートが内蔵され、外部プラグインを挿す前にチャンネル単位の音作りが完結します。
- VariAudio 3:ボーカルピッチ/タイミング補正(Melodyne不要レベル)
- Range Tools:複数トラックを範囲選択でまとめて編集(Cubase 14 新機能)
- Modulators:あらゆるパラメータをLFO/Envelopeで動かせる
- Channel Strip:1ch内でゲート→EQ→コンプ→サチュレーションが完結
ボーカル制作なら Cubase の VariAudio が圧倒的に強力。Auto-Tune vs Melodyne の徹底比較記事でも触れていますが、Cubase は VariAudio 単体で多くのケースに対応できます。
付属プラグイン・音源の比較
DAW購入時にどんな音源・エフェクトが付属するかは、追加投資の必要性を左右する重要ポイント。両DAWの代表的なバンドル内容を比較します。
| カテゴリ | Studio One 7 Pro | Cubase Pro 14 |
|---|---|---|
| サンプラー音源 | Presence XT(多彩なプリセット) | HALion Sonic SE(汎用音源) |
| ドラム音源 | Impact XT(パッド系) | Groove Agent SE 5(生ドラム/エレ系) |
| シンセ | Mai Tai, Mojito, Lead Architect | Retrologue 2, Padshop 2 |
| ギター/ベースアンプ | Ampire(モデリング豊富) | VST Amp Rack |
| EQ | Pro EQ3 | Frequency 2(ダイナミックEQ) |
| コンプ | Compressor, Tricomp | Compressor, VintageCompressor |
| リバーブ | Room Reverb, Open AIR2 | REVerence(IR系), RoomWorks |
| マスタリング系 | Multiband Dynamics, Limiter2 | Maximizer, Multiband Compressor |
付属音源は両者とも実用レベルで、追加プラグインなしでも完成楽曲が作れるクオリティ。ただし、いずれサードパーティ製プラグインを導入したくなる場面は来るので、その際はPlugin Boutiqueの買い方ガイドを参考にしてください。セール時にハイクオリティなプラグインが半額以下で買えます。
こんな人にはStudio One 7がおすすめ
- これからDTMを始める初心者:直感的UIで挫折しにくい
- HipHop / Trap / EDM 制作者:Pattern モードと Stem Separation が強力
- シンガーソングライター:Project ページで楽曲管理が楽
- 短時間で多くの曲を作りたい人:ドラッグ&ドロップ中心で作業が速い
- コスト重視:定価で約1.8万円安い、サブスクの選択肢もあり
特にラップ系・ビート系の制作者は、Stem Separation で既存曲のドラム/ベース/ボーカルを分離してリミックス素材化できる機能が革命的に便利です。サンプリング文化と相性◎。
こんな人にはCubase Pro 14がおすすめ
- 業務スタジオでも使いたい人:プロ環境との互換性が圧倒的
- クラシック / 劇伴作家:Score Editor とエクスプレッションマップが必須
- ボーカル制作のプロ志向:VariAudio 3 が強力
- MIDIを徹底的に編集したい人:Logical Editor が最強
- 長期で買い切り運用したい人:サブスクなしでバージョンアップ判断ができる
クラシック・オーケストラ系は譜面ベースの制作が必須なので、Cubase の Score Editor は他DAWでは代替困難。劇伴・ゲーム音楽の現場で Cubase が標準化されているのもこのため。
初心者がつまずきやすいポイント比較
| つまずきポイント | Studio One 7 | Cubase Pro 14 |
|---|---|---|
| 初回起動からの音出し | 5分(オーディオ設定 → ループ即配置) | 10〜15分(プロジェクト設定が多い) |
| UI の習熟 | 1日でほぼ覚えられる | 1週間〜2週間 |
| 日本語マニュアル | 充実(YouTube解説も多い) | 非常に充実(書籍も豊富) |
| 挫折ポイント | 少ない | 機能多すぎ問題 |
初心者が最初の1曲を完成させるまでの所要時間は、経験上 Studio One が圧倒的に短いです。DTMの始め方完全ガイドでも触れていますが、最初は「とにかく1曲完成させる」体験が重要。挫折しやすい初心者ほど Studio One が向いています。
必要な周辺機材
どちらのDAWを選んでも、必要になる機材はほぼ同じです。
- オーディオインターフェース:レイテンシー対策に必須
- MIDIキーボード:打ち込みの効率が劇的に上がる
- モニターヘッドホン:ミックス精度のため
- モニタースピーカー:低音域の判断のため
機材はサウンドハウスでまとめて揃えるのが価格・在庫の面で効率的。具体的な機材選びはオーディオインターフェースおすすめ7選とMIDIキーボードおすすめ7選を参考にしてください。
Studio One vs Cubase に関するよくある質問
Q1. プロジェクトの互換性はある?
残念ながらネイティブの互換性はありません。ただし、両DAWとも AAF / OMF 形式でのオーディオ書き出し・読み込みに対応しているので、ステムを書き出して相互にやり取りすることは可能です。MIDIファイル(.mid)も標準でやり取りできます。
Q2. 後からDAWを乗り換えるのは大変?
UIの操作系は1〜2週間で慣れますが、過去のセッションファイルは新DAWで開けないので、使用中の楽曲はそのDAWで完結させるのが基本。新規楽曲から新DAWに移るのが一般的です。両DAWともクロスグレード価格があるので、他DAW所有者は割引を活用できます。
Q3. CPU負荷はどっちが軽い?
体感ではほぼ同等ですが、Studio One 7 のほうがやや軽い傾向があります。特にApple Silicon搭載Macではどちらもネイティブ対応で快適。Windowsでは両方ともマルチコア最適化が進んでいます。
Q4. プラグイン規格はどっちが対応広い?
Cubase は VST3 のネイティブ規格を策定したSteinbergが開発元なので、VST周りは最新規格に常に対応。Studio One も VST3 / AU(Mac)/ AAX非対応なので、サードパーティプラグインの選択肢はほぼ同じです。Pro Tools用AAXプラグインしか持っていない場合のみCubase優位という状況はあり得ません(両DAWともAAX非対応)。
Q5. セール時の値引きはある?
両DAWとも Black Friday・年末年始・新学期のタイミングで割引キャンペーンが行われます。クロスグレードや学生割引も活用すれば、定価より大幅に安く入手可能。DTMプラグインセール2026年カレンダーでセール時期をチェックしておきましょう。
まとめ:Studio One vs Cubase の最終結論
長くなりましたが、最終的な選び方をシンプルに整理します。
- Studio One 7 がおすすめな人:DTM初心者、HipHop/EDM制作、コスト重視、短時間で多曲を作りたい
- Cubase Pro 14 がおすすめな人:業務志向、クラシック/劇伴、ボーカル制作のプロ志向、MIDI編集を極めたい
どちらも「最高峰のDAW」であることは間違いなく、ジャンルや制作スタイル次第で選ぶのが正解。両DAWとも30〜60日の体験版があるので、悩んだら両方触って肌で合うほうを選ぶのが最終的な答えです。

個人的には Studio One 7 をメインで使ってるけど、ボーカル仕事の時だけ Cubase に切り替えることもある。両方触ってみると「自分の制作スタイル」がハッキリ見えてくるよ。まずは体験版から始めてみてね!

なるほど、両方の体験版から触ってみます!自分のスタイルに合うほうが見つかりそうです。ありがとうございました!


コメント