
ブラックフライデーでプラグインを買おうとしたら「iLokが必要」って書いてありました。USBの機械を買わないと使えないんですか?

多くの場合、USBは買わなくても使えるよ。iLokは「ライセンス(使う権利)をどこに置くか」のしくみなんだ。置き場所が3つあって、どこに置けるかは製品ごとにメーカーが決めている。順番に見ていこう。
先に結論(2026年11月1日・iLok公式ヘルプで確認)
- iLokは、PACE社のライセンス管理のしくみ。無料のiLokアカウントとiLok License Manager(無料アプリ)を使います
- ライセンスの置き場所は①パソコン本体 ②iLok USB(ドングル) ③iLok Cloudの3つ。どれが使えるかは製品ごとに違います
- iLok Cloudは無料ですが、使っている間ずっとネット接続が必要。同じアカウントで同時に開けるのは1台だけです
- iLok USBが必須の製品もあります。買う前に製品ページの「Authorization」「iLok」欄を確認しましょう
- iLok USB(第3世代)はUSB-AとUSB-Cがあり、1本に最大1,500ライセンス。PACEの発表では希望小売価格$59.95(2021年4月時点の米ドル価格)
iLokとは?プラグインの「使う権利」を管理するしくみ
iLok(アイロック)は、PACE Anti-Piracy社が提供しているソフトのライセンス管理のしくみです。プラグインを買うと、多くの場合は「ライセンス」がiLokアカウントに届き、それをパソコンやUSBに「アクティベート(有効化)」して使います。PACEの発表では、Antares(Auto-Tune)、Avid、Slate Digital、Softube、SoundToys、UVI、Vienna Symphonic Libraryなどが顧客として挙げられています(PACEのプレスリリース)。
ただし、メーカーが今どの認証方式を使っているかは変わることがあります。たとえばWavesやiZotope、FabFilterなどは自社の認証を使っています。買う前に、その製品の公式ページで認証方式を確認するのが確実です。
ライセンスの置き場所は3つ
| 置き場所 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| パソコン本体(Host Computer) | USBなしで使える。そのパソコンでだけ有効 | 家のパソコン1台で作る人 |
| iLok USB(ドングル) | USBを挿したパソコンで使える。持ち運べる | スタジオと自宅など、複数のパソコンで使う人 |
| iLok Cloud | ネット経由で認証する「仮想のiLok」。全アカウント無料 | USBを持ちたくない・ネットが安定している人 |
iLok License Managerの公式FAQには、メーカーはライセンスを「パソコン・iLok USB・iLok Cloud・ネットワーク共有」のどこで使えるようにするかを選べて、一部の場所しか許可しない製品や、iLok USBを必須にする製品もあると書かれています(iLok License Manager FAQ)。
実際の製品の例
- Soundtoys:DAWを開いたときの認証画面か、iLok License Managerで有効化する(Soundtoys公式ガイド)
- AutoTune(Antares):Auto-Tune Centralで有効化。1つのライセンスを同時に2か所まで(パソコン・iLok USB・その組み合わせ)で使える(AutoTune公式FAQ)
iLok Cloudの注意点
iLok Cloudは、USBやパソコン本体の代わりにネット経由で認証する方法です。公式ヘルプに書かれている注意点をまとめます(iLok Cloud FAQ)。
- 使っている間はずっとインターネットにつながっている必要がある。ネットが切れると、メーカーの設定によっては使えなくなる
- 1つのアカウントで同時に開けるCloudセッションは1台だけ。別のパソコンで開くと、先に開いていた方はログアウトされる
- すべてのプラグインがCloudに対応しているわけではない(対応はメーカーが決める)。対応ライセンスにはiLok Cloudのロゴが付く
- 開き方:iLok License Manager(4.0以降)のFile → Open Cloud Session

ライブ会場とか、ネットが不安定な場所だとCloudは怖いですね。




そう。公式ヘルプでも、ネットが不安定な場所で使うならiLok USBに移しておく方法が紹介されているよ。ライセンスを2つ使える製品なら、1つをUSBに入れて予備にする手もある。
iLok License Managerの入れ方と使い方
- 1. iLok.comで無料のアカウントを作る
- 2. iLok.comからiLok License Managerをダウンロードしてインストール(macOS 10.14以降、Windows 10以降の64bit)
- 3. サインインすると、購入したライセンスが一覧に表示される
- 4. ライセンスを「このパソコン」「iLok USB」「iLok Cloud」のどれかにドラッグ(または右クリック)して有効化する
- 5. コードを受け取った場合は、ツールバーの「Redeem an Activation Code」から入力する
会社や学校のネットワークでは、ファイアウォールでPACEのサーバー(activation.paceap.comなど、ポート443)への接続が止められていると認証できないことがあります(公式FAQ)。
iLok USBは買うべき?
| こんな人 | おすすめ |
|---|---|
| パソコン1台で、使うプラグインがパソコン認証に対応している | USBなしでOK(パソコン本体に有効化) |
| iLok USB必須の製品を使いたい | iLok USBが必要 |
| 自宅とスタジオ・ノートとデスクトップで同じプラグインを使う | iLok USBがあると便利 |
| USBポートがType-Cだけのパソコン | iLok USB-C(変換アダプターなしで挿せる) |
第3世代のiLok USBは、USB-AとUSB-Cの2種類です。どちらも最大1,500ライセンスを入れられて、第2世代(最大500)より多くなっています。紛失・故障に備えるZero Downtime(ZDT)という保証もあります(PACEの発表)。PACEの発表時点(2021年4月)の希望小売価格は$59.95です。日本の販売価格は販売店で確認してください。
よくあるトラブル
Q. プラグインを開くと「ライセンスが見つからない」と出る
iLok License Managerを開いて、ライセンスが有効化されているか(どこにあるか)を確認します。iLok USBに入れている場合はUSBが挿さっているか、Cloudの場合はセッションが開いているかを見てください。
Q. AMDの新しいCPU(Zen 5)のWindowsでiLokの製品が動かない
公式FAQに、AMD「Zen 5」世代のCPU(Ryzen 9000など)でiLok対応ソフトが動かない問題が書かれています。iLok License Support 5.9.1以降で管理アプリは動くようになり、ほかのメーカーのソフトはAMDのBIOS更新(AGESA ComboAM5 1.2.0.2A以降など)で直るとされています(公式FAQ)。
Q. パソコンを買い替えるときは?
古いパソコンのライセンスを無効化(Deactivate)してから、新しいパソコンで有効化します。ライセンスの数に余裕がない製品は、先に無効化しないと新しいパソコンで使えません。
セールで買う前のチェックリスト
- 製品ページで認証方式(iLok/メーカー独自)を確認
- iLokなら置き場所(パソコン・USB・Cloud)と同時に使える台数を確認
- iLok USB必須なら、USBの費用も予算に入れる
- 買ったらすぐにiLok License Managerで有効化して、動くか確かめる
ショップでの買い方はPlugin Boutiqueの買い方、今のセールはDTMプラグインのブラックフライデー2026まとめにまとめています。プラグインを入れたあとの読み込み方はDAWの選び方完全ガイドも参考にしてください。




iLokは最初だけちょっと面倒だけど、置き場所の3つを覚えれば迷わないよ。買ったらその日のうちに有効化して、DAWで開けるか確かめておこうね。
この記事の調べ方・情報源
iLok公式ヘルプ(iLok Cloud FAQ・iLok License Manager FAQ)、PACEのプレスリリース、Soundtoys・Antaresの公式サポートページを2026年11月1日の深夜(日本時間)に読み、書かれていることをもとにまとめました。価格は発表時点の米ドル表記です。情報の整理と下書きにはAIの支援を使い、内容は公式ページと照らし合わせて確認しています。
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