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結論
- 主要なDAWには、オートチューンのようなピッチ補正機能が付属しています。まずは手持ちのDAWで試すのが近道です。
- FL Studio=Pitcher(Signature Bundle以上)/Logic Pro=Pitch Correction・Flex Pitch/Cubase=Pitch Correct(VariAudioはArtist・Pro)/Ableton Live 12.1以降=Auto Shift/GarageBand=Extreme Tuning・ピッチ補正。
- ケロケロにするコツはどれも同じで、キー(スケール)を合わせて、補正の速さを最速にすること。
- ただし、FL StudioのPitcherは下位エディションには入っていないなど、グレードによって使えないことがあります。
最終更新日:2026年10月31日各社の公式マニュアル・エディション比較ページを2026年10月31日に確認しました。

オートチューンって別に買わないといけないの?自分のDAWにも入ってたりする?

多くのDAWにはピッチ補正が付いてますよ。名前と「どこを動かせばケロケロになるか」がDAWごとに違うので、一覧にしました。
DAW別・付属のピッチ補正機能一覧
おもなDAWの付属ピッチ補正と、ケロケロにするときに動かすつまみは次のとおりです。
| DAW | 付属のピッチ補正 | ケロケロにするつまみ | 使えるグレード |
|---|---|---|---|
| FL Studio | Pitcher(リアルタイム)/Newtone(編集) | Correction Speed を速く | Signature Bundle以上 |
| Logic Pro | Pitch Correction(リアルタイム)/Flex Pitch(編集) | Response を小さく | Logic Pro |
| Cubase | Pitch Correct(リアルタイム)/VariAudio(編集) | Speed を大きく(100は特殊効果向け) | Pitch Correct:Elementsのマニュアルにも記載。VariAudio:Artist・Pro |
| Ableton Live | Auto Shift(リアルタイム) | Correction Strength を上げ、Smoothをオフ | Live 12.1以降(Intro・Standard・Suite) |
| GarageBand | Extreme Tuning(iPhone/iPad)/ピッチ補正(Mac) | Pitch Control/ピッチ補正スライダ | 無料 |
「リアルタイム」はエフェクトとして挿すだけで自動補正するタイプ(オートチューン的な使い方)、「編集」は録った歌を1音ずつ直すタイプ(Melodyne的な使い方)です。違いはオートチューンとメロダインの違いで解説しています。
FL Studio:Pitcher
Image-Lineの公式マニュアルによると、Pitcherはリアルタイムのピッチ補正・ハーモナイズ用プラグイン。ScaleでMajor/Minor、Keyでキーを選ぶと、スケール外の音は一番近いスケール内の音に補正されます。Correction Speedは速いほど人工的、遅いほど自然な仕上がりです。
- ボーカルのミキサートラックの最初のスロットにPitcherを挿す(コーラスやリバーブの後だと音程検出に悪影響が出るため、公式も最初に置くよう推奨)
- Scale(Major/Minor)とKeyを曲に合わせる
- Correction Speedを速くするとケロケロ、遅くすると自然な補正
注意点はエディション。FL Studioの公式比較ページでは、PitcherとNewtoneは「Signature Bundle and up」(Signature以上)です。FruityやProducerには入っていません。
Logic Pro:Pitch Correction/Flex Pitch
Apple公式のLogic Proユーザガイドでは、Pitch Correctionエフェクトの「ルートノート」と「Scale/Chord」で補正先の音を決めます。「Response」は、声が補正後の音程に届くまでの時間。非常に小さい値にすると、なめらかなポルタメントが半音刻みの階段状に変わる、と説明されています。これがケロケロボイスです。
録った歌を1音ずつ直したいときは、トラックでFlex Pitchを有効にして、ノートを上下にドラッグして音程を、左右にドラッグしてタイミングを直せます。
GarageBandから移るならLogic Proが自然な選択肢です。料金はLogic Proのサブスクと買い切りの違いでまとめています。
Cubase:Pitch Correct/VariAudio
Steinbergの公式プラグインリファレンス(Cubase Elements 15)によると、Pitch Correctは単音のボーカルや楽器の音程をリアルタイムで補正するプラグイン。Speedは大きいほど音程が即座に切り替わり、「100は主に特殊効果向けの非常に極端な設定」とされています。Scale Typeでメジャー/マイナーなどのスケールを選べ、MIDIやコードトラックで補正先を指定することもできます。
録った歌を細かく直すVariAudio 3は、Steinbergのエディション比較表でArtistとProに記載されています。
Ableton Live:Auto Shift
Ableton公式マニュアルによると、Auto Shiftはビブラート・ピッチシフト・フォルマントシフトも備えたリアルタイムのピッチ補正デバイスで、Live 12.1で追加されました。公式のエディション比較では、Intro・Standard・Suiteのすべてに入っています。
- RootとScaleでキーとスケールを設定(クリップのスケールに追従させることも可能)
- Correction Strengthを上げるほど、狙った音に強く補正
- Smoothをオンにすると音のつなぎ目がなめらかになり、ビブラートも残る。ケロケロにしたいときはオフ
MIDIトラックの音を使って補正先を指定したり、最大8声でハモリを作ったりもできます。
GarageBand:Extreme Tuning/ピッチ補正
無料のGarageBandにも、iPhone/iPad版は「Extreme Tuning」、Mac版は「ピッチ補正」スライダがあります。手順はGarageBandでオートチューンをかける方法で詳しく解説しています。
どのDAWでも共通のコツ
| コツ | 理由 |
|---|---|
| キー(スケール)を曲に合わせる | ずれていると関係ない音に引っぱられ、メロディが崩れる |
| ピッチ補正はエフェクトの最初に挿す | リバーブやコーラスの後だと音程を正しく検出しにくい(FL Studio公式も推奨) |
| 単音(モノフォニック)の素材にかける | ハモリや和音はうまく補正できない。1声ずつ別トラックに |
| ケロケロは「最速」、自然な補正は「遅め」 | どのDAWもSpeed/Response/Strengthの考え方は同じ |



付属のピッチ補正で「ケロケロ」は十分作れます。物足りなくなるのは、補正の質感や細かい修正をこだわりたくなったときですね。
付属機能で物足りなくなったら(専用プラグイン)
DAW付属のピッチ補正は手軽ですが、音質・補正の自然さ・細かい編集のしやすさでは専用ソフトに分があります。また、使っているDAWのグレードに付属機能がない場合も、プラグインを追加すれば同じことができます。
| やりたいこと | 向いているソフト |
|---|---|
| どのDAWでも、録りながら自然〜ケロケロまで | Waves Tune Real-Time |
| 録った歌を1音ずつ自然に直したい | Melodyne 5 Essential |
| 付属のピッチ補正があるDAWから始めたい | Cubase Elements 15(Pitch Correct付き) |

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ピッチ補正プラグインの比較はピッチ補正プラグインおすすめ、DAW選びはDAWの選び方ガイドへ。
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よくある質問
Q. DAWに付属のピッチ補正でもケロケロボイスは作れますか?
作れます。キー(スケール)を曲に合わせて、補正の速さ(FL StudioのCorrection Speed、LogicのResponse、CubaseのSpeed、AbletonのCorrection Strengthなど)を最速側にすれば、ケロケロボイスになります。
Q. FL StudioのProducer EditionでPitcherは使えますか?
Image-Lineの公式比較ページでは、PitcherとNewtoneは「Signature Bundle and up」となっていて、Producer Editionには含まれていません。Producer Editionなら、他社のピッチ補正プラグインを追加するのが手です。
Q. Ableton Liveにオートチューンはありますか?
Live 12.1以降なら、リアルタイムのピッチ補正デバイス「Auto Shift」があります。公式のエディション比較ではIntro・Standard・Suiteのすべてに含まれています。
Q. 付属機能と専用プラグインの違いは?
基本的な「キーに合わせて補正する」機能は同じです。専用プラグインは、補正の自然さや音質、1音ずつの編集のしやすさ、細かい設定の幅で優れていることが多いです。
Q. 歌ってみたの自然な補正にはどれがいい?
自然に整えたいなら、リアルタイム補正を遅めにするか、Flex Pitch・VariAudio・Melodyneのように1音ずつ直せる「編集タイプ」を使うのがおすすめです。
この記事の調べ方・情報源
各社の公式マニュアル・比較ページを2026年10月31日に確認しました。機能名や含まれるエディションはバージョンで変わることがあります。価格はPlugin Boutiqueの表示(日本時間)です。情報の整理と下書きにはAIの支援を使い、内容は各ページと照らし合わせて確認しています。
- Image-Line:FL Studio Manual – Pitcher
- Image-Line:FL Studio Compare Editions
- Apple:Logic Pro ユーザガイド – Pitch Correctionエフェクトのコントロール
- Apple:Edit pitch and timing with Flex Pitch in Logic Pro for Mac
- Steinberg:Cubase Elements 15 Plug-in Reference – Pitch Correct
- Steinberg:Compare Cubase
- Ableton:Live Audio Effect Reference – Auto Shift
- Ableton:Compare Live editions
- Apple サポート:iOS 用 GarageBand で Extreme Tuning を使う
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