Ozone 12 Elementsの使い方|Master Assistantで初めてのマスタリング5ステップ・Standardとの違い【2026年】

Ozone 12 Elementsの使い方(わにさんのアイキャッチ) DTM

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しんじ
しんじ

Ozone 12 Elementsが無料でもらえるイベントに登録しました。でも、もらったあと何をすればいいのか分からなくて……。

SAGE Beatz
SAGE Beatz

Elementsは「AIに聴かせて、出てきた結果を少し整える」ソフトなんだ。iZotope公式マニュアルに書かれている手順どおりに、最初のマスタリングまでやってみよう。

先に結論(2026年10月31日・iZotope公式ページとマニュアルで確認)

  • 使い方はマスタートラックに挿す→「Start Assistant」→曲のいちばん盛り上がる所を8秒以上再生。これでAIがマスタリングの設定を作ります。
  • あとはEqualizer・Maximizer(音圧)・Vocal Balance・Width Matchの4つのつまみで好みに寄せるだけ。配信向けなら出力先を「Streaming」にします。
  • ElementsではEQやリミッターを1つずつ開いていじることはできません。細かく直したくなったら、14個のモジュールを触れるOzone 12 Standard(公式$219)へ。
  • 対応はAAX・AU・VST3(64bitのみ)。VST2は非対応です。FL Studio 26・Studio One 7・Fender Studio Pro 8・Cubase 15・Ableton Live 12・Logic Proなどが動作確認済みのDAWです。

Ozone 12 Elements(オゾン12エレメンツ)とは、iZotopeのマスタリングソフト「Ozone 12」の入門版です。公式価格は$55(iZotope公式)。中身はAIのMaster Assistant(マスター・アシスタント)が中心で、曲を聴かせるとジャンルに合った音質・音の広がり・音量に整えてくれます。

Ozone 12 Elementsを無料でもらう方法(11月4日のイベント)

Mastering.comの無料オンラインイベント「Fix-The-Mix Challenge feat. iZotope」で配られています。イベントページには「ライブ参加者全員にOzone 12 Elementsを無料で」と書かれています(イベントページ、2026年10月31日確認)。開始は日本時間11月4日(水)2:00です。

主催者のRob Mayzes氏はコミュニティ(Mastering.com Members Club)で、米国東部時間10月29日10:45(日本時間10月29日23:45)より前に登録した人は登録だけでコードがもらえる、それより後に登録した人はコードが足りないため1日目のライブに参加した人だけが対象、と案内しています(2026年10月31日確認)。登録の手順と、ほかのiZotopeのお得情報はiZotopeのブラックフライデー2026まとめにまとめています。

インストールの前に:動作環境

項目内容(iZotope公式の製品ページより)
MacmacOS Sonoma(14.8)・Sequoia(15.8)・Tahoe(26.x)。IntelとApple Silicon(M)に対応
WindowsWindows 10(22H2)・Windows 11(24H2)
形式AAX・AU・VST3(64bitのみ)。VST2は非対応
動作確認済みのDAWLogic Pro 11〜12、Pro Tools 2025〜2026、Ableton Live 12、Cubase 15、Nuendo 15、Fender Studio Pro 8、Studio One 7、Reaper 7、FL Studio 26、Reason 13など

もらったコードは、届いたメールの案内に従ってiZotopeのアカウントに登録し、製品をダウンロードして認証します。DAWで見つからないときは、プラグインを再スキャンしてください(VST2しか読めない古いDAWでは表示されません)。

広告:iZotope Ozone 12 AI搭載マスタリング(iZotope公式ストア)

Ozone 12 Elementsの使い方:最初のマスタリング5ステップ

公式マニュアル(Ozone 12 user guide・Elements)の手順を、日本語で順番に並べました。

  • 1. マスタートラックに挿す:DAWのマスター(ステレオアウト)の、いちばん最後にOzone 12 Elementsを入れます。
  • 2. 「Start Assistant」を押す:最初の画面に出るボタンです。
  • 3. 「Auto-Master」か「Custom」を選ぶ:おまかせならAuto-Master。ジャンルや音量を先に決めたいならCustom(下で説明)。
  • 4. 曲を8秒以上再生する:いちばん音が大きい所(最後のサビなど)を流すのがコツ。マスターの音が0dBFSを超えていない状態にしておきます。選んだ範囲が8秒より短いときは、DAWでループ再生にします。
  • 5. 結果を聴いて整える:解析が終わると処理のチェーンが作られ、「Master Assistant View」に切り替わります。ここで4つのつまみを調整します。
しんじ
しんじ

いちばん大きい所を聴かせるんですね。イントロを流しちゃいそうでした。

SAGE Beatz
SAGE Beatz

静かな所で解析すると、音量を上げすぎる方向になりやすいからね。サビをループして聴かせるのが確実だよ。

Customモードで決められること

Customを選ぶと、解析の前に次の項目を決められます(公式マニュアルより)。

項目内容
Target(目標)ジャンル別の目標(ヒット曲を分析して作られたもの。Cinematicは映画音楽から)か、自分のパソコンにある参考曲を選ぶ。参考曲を追加すると、その曲のいちばん大きい8秒をもとに目標が作られる
Intensity(かかり具合)Subtle・Transparent・Balanced(初期設定)・Bold・Transformativeの5段階。EQや広がりの強さが変わる。音量には影響しない
Loudness(音量の目標)目標のラウドネスを決める。解析した範囲だけで決めるので、曲全体のLUFS(音量の値)は少しずれることがある
Output Level・True Peakリミッター後の最大レベルと、トゥルーピークで抑えるかどうか
Analysis Time解析する長さ(最大60秒)。秒か小節で指定できる
モジュールのオン・オフAIに使わせる処理を選べる。「Save as default settings」で次からの初期設定にできる

参考曲から目標を作った場合は、ボーカルの音量バランスの目標は作られません(マニュアルの注意書きより)。

Master Assistant Viewの4つのつまみ

つまみ何が変わる?使い方の目安
EqualizerEQのかかり具合を0〜200%で調整100%より上げると目標の音質に近づき、下げると元のミックスに近くなる
Maximizer音圧(リミッターのゲイン)を±4dBで調整出力先は「Full Scale」(-0.1dB・トゥルーピークなし)か「Streaming」(-1dB・トゥルーピークあり)
Vocal Balance(Level)AIでボーカルを聞き分けて、伴奏との音量差を調整バランスが取れているとチェックマークが出て、処理は足されない。ボーカルがない曲では使われない
Width Match音の広がりを0〜100%で目標に合わせる4つの帯域ごとに、左右の広がりを目標に寄せる

画面上の「Gain match」をオンにすると、処理のオン・オフを同じ音量で聴き比べられます。音が大きいほうが良く聞こえてしまうので、比べるときはオンにしておくのがおすすめです。曲の別の部分で作り直したいときは「Relearn」を押します。

YouTubeやSpotifyなどの配信に出すなら、出力先はStreamingを選んでおくと安心です。マスタリング全体の手順はマスタリングのやり方ガイドにまとめています。

Elementsでできないこと:Standard・Advancedとの違い

Elementsは「AIの結果をざっくり整える」ための版で、マニュアルにも個別のモジュール(EQ・コンプ・リミッターなど)は使えないとあります。「Module View」タブを押すと、上位版の案内(Upgrade View)が出るだけです。

ElementsStandardAdvanced
公式価格$55$219$499
Plugin Boutique¥9,580¥38,170—
Master Assistant(Custom・Assistant View)○○○
Assistive Vocal Balance○○○
いじれるモジュールなし14個(Equalizer・Dynamics・Maximizer・Imager・Match EQ・Vintage系など)20個(Clarity・Impact・Stem EQ・Unlimiterなども)
モジュールを単体プラグインで使う××○
Delta(差分だけ聴く)・Track Referencing・Dither×○○
Stem Focus・Codec Preview・Relay××○

表の価格は2026年10月31日の表示です(iZotope公式はドル、Plugin Boutiqueは円表示。為替やセールで変わります)。マニュアルでは、StandardとAdvancedには無料の体験版があると案内されています。

こんな人はStandardに進むと楽

  • AIの結果で「低音だけ少し減らしたい」「リミッターのかかり方を変えたい」など、1か所だけ直したい人
  • 好きな曲と聴き比べながら(Track Referencing)仕上げたい人
  • 処理で何が変わったかをDeltaボタンで確かめながら覚えたい人

Ozone 12 StandardはPlugin BoutiqueのOzone 12 Standardのページから購入できます(【PR】)。Elementsを有料で買う場合はOzone 12 Elementsのページへ(【PR】)。ほかのマスタリング用ソフトと比べたい人は、マスタリングプラグインおすすめ10選、AIミックス・マスタリングプラグインおすすめ7選、Ozone 12とT-RackS 6の比較も参考にしてください。

SAGE Beatz
SAGE Beatz

まずはElementsで「AIはこう直すんだ」を体験して、物足りなくなったらStandardへ。Standardで同じ曲を開くと、AIが使ったEQやリミッターの中身まで見られるから、勉強にもなるよ。

よくある質問

Q. FL StudioやStudio Oneで使える?

使えます。公式の動作確認済みDAWにFL Studio 26、Studio One 7、Fender Studio Pro 8が入っています。形式はVST3(MacはAUも)です。

Q. マスタートラック以外に挿してもいい?

マニュアルの手順はマスター(ステレオアウト)に挿す前提です。曲全体の仕上げに使うソフトなので、マスターの最後に入れましょう。

Q. 無料のOzone 12 EQと何が違う?

Ozone 12 EQはEQだけの無料プラグインで、Elementsはマスタリング全体をAIに任せるソフトです。入手方法はOzone 12 EQ無料ダウンロードの手順で紹介しています。

Q. 音圧が上がりすぎる・割れる

Maximizerのつまみを下げるか、出力先をStreamingにします。そもそもミックスの段階でマスターが0dBFSを超えていると、AIの解析もずれやすくなります。音圧の考え方はマキシマイザー・リミッターおすすめも参考にしてください。

まとめ

  • Ozone 12 Elementsは、AIのMaster Assistantが中心のOzone 12の入門版(公式$55)。
  • 使い方は、マスターに挿して「Start Assistant」、いちばん大きい所を8秒以上聴かせるだけ。
  • 仕上げはEqualizer・Maximizer・Vocal Balance・Width Matchの4つで調整。配信向けはStreaming。
  • EQやリミッターを個別に直したくなったら、14モジュールのOzone 12 Standardへ。

この記事の調べ方・情報源

iZotope公式の製品ページと公式マニュアル、配布元のMastering.comのページを2026年10月31日12時台(日本時間)に読み、書かれていることをもとにまとめました。当サイトでの試用レビューではありません。情報の整理と下書きにはAIの支援を使い、内容は公式ページと照らし合わせて確認しています。

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