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配信で歌うときに、オートチューンをかけたまま歌いたいんです。録音したあとじゃなくて、リアルタイムでかけるのってできますか?

できるよ。ポイントはどこで声を加工するかと、遅れ(レイテンシー)をどう減らすかの2つ。パソコン配信・DAW・スマホの3パターンで、公式の情報をもとに説明するね。
先に結論(2026年11月1日・OBS/Antares公式で確認)
- パソコン配信(OBS):マイクの音声にフィルターとしてプラグインをかける。ただしOBSの標準機能はVST2だけに対応で、VST3は非対応(OBS公式)。VST3のプラグインは、無料のホスト「atkAudio」などを使う
- DAW経由:DAWのトラックでモニタリングしながらプラグインをかけ、オーディオインターフェースのループバックなどで配信ソフトに送る。かかり方を細かく決めたい人向け
- スマホ:Volocoのように歌いながらかけられるアプリが手軽
- 遅れを減らすコツはバッファサイズを小さく、プラグインの低レイテンシーモードをON、インターフェースのダイレクトモニターをOFF(加工前の声が二重に聞こえるのを防ぐ)
- ケロケロにするなら、曲のキーとスケールを合わせてRetune Speedを0(Antares公式FAQ)
リアルタイムのオートチューンとは?
オートチューン(Auto-Tune)は、Antares社のピッチ補正ソフトの名前です。録音した歌をあとから直す使い方もありますが、Auto-Tuneは歌いながら声をそのまま補正する使い方が得意です。AntaresはAutoTuneについて「ライブパフォーマンス向けに超低レイテンシーで最適化されている」と説明しています(AutoTune公式FAQ)。
ケロケロボイスのしくみはオートチューンとは?ケロケロボイスの作り方、録音後に1音ずつ直すMelodyneとの違いはAuto-Tune vs Melodyneで解説しています。
方法1:OBSでマイクにかける(パソコン配信)
OBS Studioでは、マイクの音声ソースを右クリックして「フィルタ」から音声フィルタを追加できます。プラグインを読み込むフィルタが「VST 2.x プラグイン」です。
| OBS標準の「VST 2.x プラグイン」 | VST3を使う場合 | |
|---|---|---|
| 対応形式 | VST2だけ(VST3・MIDI・シェルプラグインは非対応) | 無料のOBS用プラグイン「atkAudio」でVST3を読み込める(Elgatoの解説) |
| 読み込むフォルダ(Windows) | C:\Program Files\VSTPlugins、C:\Program Files\Common Files\VST2 など | VST3の標準フォルダ C:\Program Files\Common Files\VST3 |
| 読み込むフォルダ(Mac) | /Library/Audio/Plug-Ins/VST/ | /Library/Audio/Plug-Ins/VST3 |
出典:OBS公式「VST 2.x Plugin Filter」、Elgato「How to use VST3 plugins in OBS Studio」。atkAudioはOBS 31.1.0以降の64bit版が必要と書かれています。OBS本体のVST3対応は開発中の段階です(2026年11月1日時点)。

AutoTuneってVST2もあるんですか?




Antaresの公式FAQでは、今のAutoTuneの形式はVST3・AU・AAXと書かれているよ。だからOBSの標準フィルタでは読み込めない。atkAudioみたいなVST3ホストを使うか、次のDAW経由の方法にしよう。
OBSでかける手順(VST3をatkAudioで使う場合)
- 1. ピッチ補正プラグイン(VST3)をインストールする(入れ方はVSTプラグインの入れ方)
- 2. atkAudioをインストールして、OBSのマイク音声を右クリック →「フィルタ」→「+」→「atkAudio Plugin Host」
- 3. 「Open Plugin Settings」→ 初回は「Options → Scan for new or updated VST3 plugins」でスキャン
- 4. 一覧からプラグインを選んで「Load Plugin」
- 5. 曲のキーとスケールを設定して、ヘッドホンで声を確認
手順はElgatoの解説記事に書かれている流れです。OBS公式は、VSTプラグインによってはCPUを多く使ったりクラッシュしたりすることがあるので、設定を保存してから試すよう注意しています。
方法2:DAWでかけて配信ソフトに送る
DAWのオーディオトラックにマイクをつなぎ、モニタリング(入力の音を聞く)をONにして、インサートにピッチ補正プラグインを入れます。DAWの出力を配信ソフトに送るには、オーディオインターフェースのループバック機能(パソコンの音とマイクを混ぜて配信に送る機能)や、仮想オーディオデバイスを使います。
- よいところ:リバーブ・コンプなどほかのエフェクトも一緒にかけられる。オケ(伴奏)と声のバランスもDAWで作れる
- 注意:設定が増えるので、配信前にテスト録画で音を確認する
- ループバック対応のインターフェースはオーディオインターフェースおすすめを参考に
DAWに最初から入っているピッチ補正でもリアルタイムでかけられるものがあります。DAW別のやり方はDAW付属のピッチ補正でオートチューンをかける方法へ。
方法3:スマホで歌いながらかける
スマホなら、歌いながら声を加工できるアプリが手軽です。VolocoはApp Storeで無料(アプリ内課金あり)、日本のApp Storeでの評価は4.6(2026年11月1日確認)。使い方はVolocoの使い方にまとめています。BandLabのAutoPitchはBandLabのオートチューン(AutoPitch)のかけ方、iPhoneのGarageBandはGarageBandでオートチューンをかける方法へ。
遅れ(レイテンシー)を減らすコツ
| 設定 | やること |
|---|---|
| バッファサイズ | オーディオの設定で小さめ(例:64〜128サンプル)にする。音が途切れるなら1段ずつ上げる |
| ドライバー | WindowsはオーディオインターフェースのASIOドライバーを使う |
| プラグインのモード | Auto-Tune Artistは「Use Low Latency」をONにするとライブでの処理の遅れを小さくできる(Auto-Tune Artistマニュアル)。AutoTune Advancedには1ms未満の「Live」レイテンシーモードがある(公式FAQ) |
| ダイレクトモニター | インターフェースのダイレクトモニターをOFF。ONのままだと加工前の声と加工後の声が二重に聞こえる |
| ほかのプラグイン | 重いリバーブや先読みするリミッターは、遅れが増えることがある。配信用は軽いものを |
ケロケロにする設定・自然に補正する設定
Antaresの公式FAQでは、ケロケロ(Auto-Tuneエフェクト)にするにはRetune Speedを0msにして、曲のキーとスケールを正しく選ぶと説明されています。自然に補正したいときはRetune Speedを10〜50msくらいから試し、Flex TuneやHumanizeで調整します(AutoTune公式FAQ)。
- キーが分からない:まずはChromatic(すべての音)で試す。ケロケロ感は弱くなるが、外れた音に引っぱられにくい
- 声がガタガタする:マイクの近くで歌い、部屋の反響やノイズを減らす(ピッチ検出が安定する)
- 配信でBGMを流す:オケは加工しないで、マイクの声だけにかける
リアルタイムに強いピッチ補正プラグイン
| プラグイン | 特徴 | 価格の目安(2026年11月1日確認) |
|---|---|---|
| AutoTune/AutoTune Access(Antares) | ケロケロボイスの元祖。Accessは低レイテンシーと軽いCPU負荷が特長(Antares公式ブログ)。形式はVST3・AU・AAX | Antares公式で確認(Access 10は永久ライセンス$49と発表) |
| Waves Tune Real-Time【PR】 | 名前のとおりリアルタイムでの補正向け。歌いながらモニターしたい人に | ¥6,958(79% OFF、PBの表示では11月1日まで。終了後は通常価格) |
| Graillon 3【PR】 | ピッチ補正に加えて、フォルマント(声の質感)も変えられる。無料のFree Editionもある | ¥5,050(Full Edition) |
ほかの候補も含めた比較はピッチ補正プラグインおすすめへ。ブラックフライデーのセールで買うならDTMプラグインのブラックフライデー2026まとめも確認してください。録音にも使うマイクは宅録マイクおすすめで選べます。




配信で使うなら、本番前に必ずテスト録画をして、遅れと音の二重を確認しよう。ケロケロは「キー合わせ」と「Retune Speed 0」が基本だよ。
よくある質問
Q. カラオケでリアルタイムにかけられる?
対応している機種と曲なら、カラオケの機能でかけられます。DAMとJOYSOUNDの機能はカラオケでオートチューンをかける方法にまとめています。
Q. Discordや通話でも使える?
DAW経由の方法で、加工した声を仮想オーディオデバイスやループバックで送れば、通話アプリでも使えます。アプリ側の「ノイズ抑制」がONだと声が不自然になることがあるので、必要に応じてOFFにして試してください。
Q. 無料でリアルタイムにかけられる?
Graillon 3のFree EditionやスマホのVolocoなど、無料で試せるものがあります。かかり方の細かい調整や音質を求めるなら有料版を検討します。
まとめ
- パソコン配信はOBSのフィルタ。標準はVST2だけなので、VST3はatkAudioなどで読み込む
- 細かく作り込みたいならDAWでかけてループバックで配信へ
- スマホならVolocoなどのアプリが手軽
- 遅れ対策はバッファ小さめ・低レイテンシーモード・ダイレクトモニターOFF
- ケロケロはキーを合わせてRetune Speed 0
この記事の調べ方・情報源
OBS公式ナレッジベース、Elgatoの解説記事、Antares公式(AutoTune FAQ・Auto-Tune Artistマニュアル・AutoTune Access 10の発表)、App Storeの情報を2026年11月1日の深夜(日本時間)に読み、書かれていることをもとにまとめました。当サイトでの配信テストのレビューではありません。価格はPlugin Boutiqueで同日に確認したもので、変わることがあります。情報の整理と下書きにはAIの支援を使い、内容は公式ページと照らし合わせて確認しています。
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