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自分の歌にハモリを入れたいんですけど、ハモるのが苦手で…。DTMなら自動でハモリって作れるんですか?

作れるよ。①自分で歌う、②録った歌をコピーして音程を動かす、③ハモリ用のプラグインで自動生成の3つがあるんだ。まずは「どの音でハモるか」の決め方から見ていこう。
先に結論(2026年11月1日・Steinberg・Waves公式で確認)
- ハモリの基本はメロディーの3度上か3度下。迷ったら「ドミソ」のように曲のコードの中の音を選ぶ
- いちばん自然なのは自分で歌うこと。ガイドとして、まずピアノロールでハモリのメロディーを打ち込んで練習する
- 歌が苦手なら:メインの歌を複製して、ピッチ編集(Melodyne・CubaseのVariAudioなど)で音程をずらす
- Cubase(Pro・Artist)は「Generate Harmony Voices」で最大4声のハモリを自動で作れる。コードトラックがあればそれに合わせて動く(Steinberg公式)
- プラグインならWaves Harmonyが1つの声から最大8声をリアルタイムで生成(Waves公式)
ハモリの音の決め方:まずは「3度」
ハモリでいちばんよく使うのは、メロディーの3度上(または3度下)です。ドレミで数えて、メロディーが「ド」ならハモリは「ミ」、メロディーが「レ」なら「ファ」というように、ドレミの2つ上を歌うイメージです。
| メロディー | 3度上のハモリ | 3度下のハモリ |
|---|---|---|
| ド | ミ | ラ |
| レ | ファ | シ |
| ミ | ソ | ド |
| ファ | ラ | レ |
| ソ | シ | ミ |
これは「ドレミファソラシ」の音だけを使う場合(ハ長調)の例です。曲のキーが違うときは、そのキーの音階で同じように2つ上(下)を数えます。曲のキーやコードがわからない人は、無料のScaler Detectorのようなコード判定ツールで調べると早いです。
3度で合わない音は「コードの音」に逃がす
3度上の音が、そのとき鳴っているコードとぶつかって気持ち悪く聞こえることがあります。そのときは、コードの中の音(Cコードなら「ド・ミ・ソ」)のうち、メロディーに近い音へずらします。サビの一番目立つところだけ6度にする、語尾だけ同じ音(ユニゾン)にする、といった変化をつけると自然になります。

「2つ上」を基本にして、変な音のところだけ直すんですね。
方法①:自分で歌う(いちばん自然)
- ハモリのメロディーを打ち込む:DAWのピアノロールでメインの3度上を打ち込み、ピアノの音で鳴らす
- ガイドを聞きながら練習:メインの歌を小さめにして、打ち込んだハモリに合わせて歌う
- 録音してピッチを整える:少しずれたところはピッチ補正で直す。補正ソフトの選び方はピッチ補正プラグインおすすめへ
- ミックス:ハモリはメインより小さめにして、左右に少し広げると前に出すぎない
方法②:メインの歌をコピーして音程をずらす
歌が苦手な人や、仮のハモリをすぐ作りたい人向けです。メインの歌のトラックを複製し、ピッチ編集ソフトで1音ずつ3度上(下)に動かします。
- Melodyne:音符ごとに音程を動かせる。エディションの違いと値段はMelodyneの値段と種類で比べています
- DAW付属のピッチ編集:CubaseのVariAudio、Logic ProのFlex Pitchなど。DAWごとの機能はDAW付属のピッチ補正まとめへ
- 声の不自然さを減らす:大きく音程を動かすと声が細く・機械っぽくなりやすい。フォルマントを少し戻すと自然になる(フォルマントとは)
Cubaseなら「Generate Harmony Voices」で自動
Cubaseには、単音のボーカル(モノフォニック)から自動でハモリを作る機能があります。Steinbergの公式ヘルプによると、手順は次のとおりです(Cubase Artist 15ヘルプ)。
- (任意)プロジェクトにコードトラックを追加してコードを入れる
- プロジェクトウィンドウでボーカルのイベントを選ぶ
- メニューの「Audio(オーディオ)」からGenerate Harmony Voicesを選ぶ
- 作る声の数(最大4)とビブラートを弱める量を決めてOK
作られた声は、ソプラノ・アルト・テナー・バスという名前の新しいトラックに入ります。コードトラックがある場合はそのコードに合わせて音程が決まり、ない場合は1声目が3半音上、2〜4声目が3・6・9半音下に移されます(Cubase Pro 15ヘルプ)。コードトラックなしだと曲に合わない音になりやすいので、先にコードを入れておくのがおすすめです。



自動で作ったあとに、合わない音だけVariAudioで直すと早いよ。CubaseとStudio Oneで迷っている人はStudio OneとCubaseの比較も見てみて。
方法③:ハモリ用プラグインで自動生成
Waves Harmonyは、1つのボーカルから最大8声のハモリを作るプラグインです。Waves公式では、次の3つの作り方ができるとしています(Waves公式・ユーザーガイド)。
| モード | できること | 向いている人 |
|---|---|---|
| Automatic(自動) | 入ってきた歌の音程からコードのプリセットでハモリを自動生成 | 音楽理論に自信がない人 |
| MIDI | キーボードで弾いた音でハモリをリアルタイムに鳴らす | 鍵盤が弾ける人・ライブ |
| Graphic(グラフィック) | 画面上でハモリの音を描いて1声ずつ調整 | 細かく作り込みたい人 |
声ごとにピッチ・フォルマント・パン・ディレイ・フィルターも変えられ、450以上のプリセットがあります(Waves公式)。曲のキーとスケールを設定しておくと、ハモリがスケールに沿った音になります(ユーザーガイド)。購入はPlugin BoutiqueのWaves Harmonyのページから。Wavesはセールで値段が大きく変わるので、価格はリンク先で確認してください。
ハモリを自然に聞かせるミックスのコツ
- 音量はメインより下げる:ハモリが目立つとメロディーがぼやける
- 左右に振る:ハモリを2本(上と下、または同じハモリを2回録音)にして左右に少しずつ広げる
- 高い音を少し削る:EQで高い帯域を少し下げ、ディエッサーで「サ行」をおさえるとメインの後ろに下がる
- リバーブを少し多めにすると奥に聞こえる
- 詳しいボーカルの処理はボーカルミックスのやり方にまとめています
よくある質問
Q. 無料でハモリを作れますか?
自分で歌う方法なら、無料のDAWでもできます。録った歌の音程を動かす方法は、DAWにピッチ編集が付いていれば追加費用なしで試せます。GarageBandでの声の加工はGarageBandでオートチューンをかける方法を見てください。
Q. 3度上と3度下、どっちがいいですか?
メロディーが低めなら3度上、高めなら3度下が歌いやすく、聞いていても自然です。サビで3度上、Aメロで3度下のように使い分けてもかまいません。
Q. 自動のハモリは機械っぽくなりませんか?
音程を大きく動かすほど機械っぽくなりやすいです。ハモリの音量を下げる、フォルマントを調整する、本物の歌と混ぜる、といった工夫でかなり自然になります。
まとめ
- ハモリの基本はメロディーの3度上(下)。合わない音はコードの音にずらす
- いちばん自然なのは、打ち込んだガイドを聞きながら自分で歌うこと
- 歌が苦手なら、メインの歌をコピーしてMelodyneやVariAudioで音程を動かす
- CubaseのGenerate Harmony Voicesは最大4声、Waves Harmonyは最大8声を自動で作れる
- ハモリはメインより小さく、左右に広げて奥に置くと自然
この記事の調べ方・情報源
Steinberg(Cubase Pro・Artist 15のオンラインヘルプ)とWaves(Waves Harmonyの製品ページとユーザーガイド)の公式情報を2026年11月1日の早朝(日本時間)に読み、書かれていることをもとにまとめました。3度のハモリの考え方は一般的な音楽理論です。情報の整理と下書きにはAIの支援を使い、内容は公式ページと照らし合わせて確認しています。
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