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UTAUって昔からある無料の歌声合成ですよね。最近は「OpenUtau」を使う人が多いって聞いたんですけど、何が違うんですか?

OpenUtauはUTAUの音源をそのまま使える、無料でオープンソースの後継エディタなんだ。Windowsだけじゃなく、MacやLinuxでも動くのが大きいね。インストールから歌わせるまで順番に見ていこう。
先に結論(2026年11月2日にOpenUtau公式サイトとGitHubで確認)
- 完全無料・オープンソース:企業ではなく有志のコミュニティが開発しているUTAUの後継エディタ(MITライセンス)
- 対応OS:Windows(8.1以降)・macOS(10.14以降)・Linux。最新の安定版は0.1.576(2026年10月20日公開)
- 歌声(音源)は別に用意:配布されているUTAU音源を「ツール」→「シンガーをインストール」で追加して使う
- 使い方の流れ:新規プロジェクト → トラックで歌手とPhonemizerを選ぶ → ノートと歌詞を入力 → WAVで書き出す → DAWで仕上げる
- 商用利用:エディタ自体は無料。使ってよい範囲は音源ごとの規約で決まるので、配布元のルールを確認する
OpenUtauとは?UTAUとの違い
OpenUtau(オープンウタウ)は、UTAUコミュニティのために作られた無料・オープンソースの歌声合成エディタです。公式のTutorialsページでは「企業や個人ではなく、多くのボランティアによって開発されている」と説明されています。GitHubのリポジトリはMITライセンスで公開されています。
昔からあるUTAU(Windows用のフリーソフト)と比べて、公式サイトでは次のような違いが紹介されています。
| 項目 | OpenUtauでできること(公式Tutorialsより) |
|---|---|
| トラック | 歌のトラックを複数並べられ、オーディオトラックも置ける。伴奏を流しながら打ち込める |
| プレビュー | 編集中に裏で歌声を先に作っておくので、すぐに確認できる(設定でオフにも可能) |
| レンダラー | UTAUのリサンプラーを使える「CLASSIC」と、OpenUtau独自の「WORLDLINE-R」の2種類 |
| Phonemizer | 歌詞を入れるとその場で音源の音素に変換。連続音(VCV)やCVVCの音源も自動でつないでくれる |
| ボイスカラー | 音源の声色(アペンド)や音域ごとの音を、ノート単位で切り替えられる |
歌声合成ソフト全体の中での位置づけは歌声合成ソフトおすすめ比較にまとめています。同じ無料系ではNEUTRINOやVoiSonaもあります。
OpenUtauのダウンロードとインストール
公式サイトまたはGitHubのリリースページからダウンロードします。2026年11月2日時点の最新安定版は0.1.576です。
| 使っているパソコン | 選ぶファイル(公式Installページより) |
|---|---|
| Windows(ふつうのPC) | OpenUtau-win-x64(.exeはインストーラー、.zipはポータブル版) |
| Windows(Surfaceなどのarm機) | OpenUtau-win-arm64 |
| Mac(Apple シリコン:M1など) | OpenUtau-osx-arm64.dmg |
| Mac(Intel) | 公式Installページでは「OpenUtau-osx-x64.dmg」と案内されているが、0.1.576のリリースには含まれていない(2026年11月2日確認)。リリースページで対応ファイルがあるか確認する |
| Linux | OpenUtau-linux-x64 / linux-arm64 |
Windowsの注意点
- 対応はWindows 8.1以降(DiffSingerを使う場合はWindows 10以降)
- バージョン0.1.549以降は.NET 8ランタイムが入っていないと起動しない(公式Installページ)
- インストーラー版は音源などの置き場所が「ドキュメント」フォルダに固定。Cドライブの空きが少ない人やOneDriveでバックアップしている人はポータブル版(.zip)がおすすめ
- ポータブル版は「Program Files」のような管理者権限が必要な場所に置かない
- 「worldline」のDLLが見つからないと出たら、最新のVisual C++ 再頒布可能パッケージを入れる(公式FAQ)
Macの注意点
- 対応はmacOS 10.14 Mojave以降(DiffSingerを使う場合はmacOS 11以降)
- .dmgを開いてアプリをアプリケーションフォルダにドラッグする
- 「このアプリは破損しています」と出る場合は、ターミナルで
xattr -rc /Applications/OpenUtau.appを実行してから開き直す(開発者署名がないため。公式FAQで案内されている方法) - 音源をダウンロードする前に、Safariの設定で「ダウンロード後、”安全な”ファイルを開く」のチェックを外しておく(公式Installページ)
歌声(UTAU音源)を入れる
OpenUtauにはエディタだけが入っていて、歌わせるには音源(ボイスバンク)を別に用意します。UTAU用に配布されている音源の多くがそのまま使えます。
- 1. 使いたい音源のzipをダウンロードする(配布元の規約もここで読んでおく)
- 2. OpenUtauの「ツール」→「シンガーをインストール」からzipを選ぶ
- 3. 文字コードを選ぶ画面が出たら、ファイル名が正しく読める設定を選ぶ(日本語環境以外で作られた音源などで文字化けを防ぐ機能)
- 4. 「ツール」→「シンガー」で、入った音源を確認する
すでにUTAUを使っている人は、設定の「追加のシンガーパス」にUTAUの音源フォルダを指定すれば、まとめて読み込めます。音源が表示されないときは、音源フォルダに character.txt があり、中に name=音源の名前 と書かれているかを確認します(公式FAQ)。
OpenUtauで歌わせる手順
1. プロジェクトとトラックを作る
起動したら左上の「新規」で空のプロジェクトを作ります。左上のテンポと拍子をクリックして曲に合わせます。左側の「+」でトラックを追加し、トラックのヘッダーで歌手(シンガー)を選びます。
2. Phonemizerを選ぶ
トラックの「DEFAULT」と書かれた部分をクリックすると、Phonemizer(歌詞を音素に変換する仕組み)を選べます。日本語の音源なら、公式の説明では次のように使い分けます。
| Phonemizer | 向いている音源・使い方(公式Phonemizersページより) |
|---|---|
| DEFAULT | 変換なし。oto.iniのエイリアスをノートに直接入力する、UTAUと同じやり方 |
| JA Presamp | 単独音(CV)・連続音(VCV)・CVVCのどれでも使える。まずVCV、なければCVVC、最後にCVの順で探す。ローマ字はひらがなに変換される |
| JA CVVC | CVVC音源向け。歌詞はひらがなで入力する |
3. ノートと歌詞を入力する
トラックの中をクリックしてパートを作り、ダブルクリックするとピアノロール(ノート編集画面)が開きます。
- ペンツールでクリックするとノートができ、右クリックで消せる
- ノートをダブルクリックして歌詞を入力。Tabキーで次のノートへ進む
- 1つの音節を複数の音符で伸ばして歌う(スラー)ときは、続くノートに「+」を入力する
- 矢印キーで半音、Ctrl+矢印キーで1オクターブ移動。スナップは「P」キーで切り替え(初期値は16分音符)
- MIDIファイルや、UTAUの.ust、VOCALOIDの.vsqx、MusicXMLも読み込める
メロディを考えるところから始める人はメロディの作り方も参考にしてください。
4. 調声する(ピッチ・ビブラート・タイミング)
- ピッチベンド:「I」キーで表示。線をクリックして点を足し、ドラッグで動かす。右クリックでカーブの形を選べる
- ビブラート:「U」キーで表示。開始位置、フェードイン、深さ、フェードアウト、周波数を調整できる
- 発音のタイミング:「O」キーでエンベロープを表示し、ピンクの線をドラッグして音素の長さを直す
- 表情(フラグ):ノートごとの音量やフラグは表情パネルで調整する
5. 書き出す
プロジェクトを保存(.ustx形式)したあと、「ファイル」→「オーディオを書き出し」でトラックごとのWAV、またはまとめて1つのWAVに書き出せます。ファイルは.ustxと同じ場所の「Export」フォルダに保存されます。OpenUtauは30秒ごとに自動バックアップも作ってくれます。

音が出ないときはどうすればいいですか?



公式FAQだと、まず「ツール」→「設定」の再生テストで音が出るか、トラックで歌手を選んでいるか、ミュート(M)がオンになっていないかを確認、とあるね。ノートが半透明のままなら、歌手かPhonemizerが歌詞に合っていないサインだよ。
UTAUより何がラク?使い分けの目安
- Macで使いたい:本家UTAUはWindows用。MacならOpenUtauが選びやすい
- 連続音・CVVC音源を手軽に使いたい:Phonemizerが自動でつないでくれるので、プラグインを何度もかける手間が減る
- 伴奏と合わせながら作りたい:オーディオトラックを読み込める
- DAWの中で直接歌わせたい:OpenUtauは単体のアプリ。DAWのプラグインとして動く歌声合成ソフトを選ぶ
DAWのトラック上で歌声を打ち込みたい人には、プラグインとして動くSynthesizer V Studio 2 Pro(Plugin Boutique)のようなソフトが向いています。無料でどこまで使えるかはSynthesizer Vは無料で使える?、VOCALOIDはVOCALOID6の値段と体験版で解説しています。
商用利用はできる?
OpenUtauのエディタ自体は無料のオープンソースソフトです。ただし、作った歌声をどこまで使えるかは、使う音源(ボイスバンク)ごとの規約で決まります。音源によって、商用利用の可否、クレジット表記、配信サービスでの扱いなどが違うので、ダウンロードするときに配布元のページや同梱の説明書を必ず確認してください。
書き出した歌声をDAWで仕上げる
書き出したWAVはDAWのオーディオトラックに貼り、伴奏と混ぜて仕上げます。歌声合成の声はドライなので、EQ・コンプ・リバーブで伴奏になじませるのが基本です。
まとめて整えたいならiZotope Nectar 4 Elements(Plugin Boutique)のようなボーカル用プラグインが便利です。手順はボーカルミックスのやり方、プラグイン選びはボーカルプラグインおすすめ、ピッチをさらに整えたい人はピッチ補正プラグインおすすめを参考にしてください。
よくある質問
Q. OpenUtauは無料ですか?
無料です。有志が開発するオープンソースソフトで、GitHubでMITライセンスとして公開されています。
Q. 日本語で使えますか?
使えます。初期設定ではパソコンの言語に合わせて表示され、「ツール」→「設定」から手動で切り替えることもできます。
Q. iPhoneやiPadで使えますか?
2026年11月2日時点で公式に配布されているのはWindows・macOS・Linux版です。iPhoneで歌声合成をしたい人はiPhoneでボカロ曲を作る方法を見てください。
Q. ベータ版との違いは?
新機能を先に試したいときはベータ版を使います。「ツール」→「設定」で「ベータ」をオンにしてアップデートを確認します。DiffSingerを使いたい場合は最新のベータ版をすすめる、と公式サイトに書かれています。
Q. ボカロ曲の作り方の全体が知りたいです
作詞・作曲から歌わせる、仕上げるまでの流れはボカロ曲の作り方にまとめています。
まとめ
- OpenUtauはUTAU音源が使える無料・オープンソースの後継エディタ
- Windows・macOS・Linuxに対応。最新の安定版は0.1.576(2026年10月20日)
- Windowsは.NET 8が必要。Macは「破損」表示が出たらxattrコマンドで対処
- 音源は「シンガーをインストール」で追加し、日本語ならJA PresampやJA CVVCのPhonemizerを使う
- ピッチベンド・ビブラート・エンベロープで調声し、WAVで書き出してDAWで仕上げる
- 商用利用の範囲は音源ごとの規約を確認する
この記事の調べ方・情報源
機能・インストール・トラブル対処はOpenUtau公式サイト(Download・Install・Getting Started・FAQ・Phonemizers・Tutorials)とGitHubのリリースページを2026年11月2日に確認しました。情報の整理と下書きにはAIの支援を使い、内容は公式ページと照らし合わせて確認しています。
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