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結論
- ドラムの打ち込みは「キック・スネア・ハイハット」の3つから。1小節を16マスに分けて、どのマスで鳴らすかを決めるだけで基本のリズムができます。
- 8ビート・4つ打ち・ヒップホップ・トラップの基本形を、16マスの表で紹介します。
- 機械っぽさを減らすコツは、強弱(ベロシティ)・スウィング・ゴーストノート・フィルの4つです。

DTMでドラムを打ち込もうとしたんですけど、どこに音を置けばいいのか全然わからなくて…。

最初はキック・スネア・ハイハットの3つだけでOK。1小節を16マスに分けて考えると、定番のリズムはすぐ作れるよ。表を見ながら一緒にやってみよう。
ドラムの打ち込みは3つの音から
| パート | 役割 | 置く場所の目安 |
|---|---|---|
| キック(バスドラム) | 低い「ドン」。リズムの土台 | 小節の頭(1拍目)を中心に |
| スネア(またはクラップ) | 「パン」。リズムの区切り | 2拍目と4拍目(ジャンルによって3拍目) |
| ハイハット | 「チッ」。細かい刻みでスピード感を出す | 8分音符か16分音符で刻む |
慣れてきたら、シンバル(クラッシュ)を曲の区切りに、タムをフィル(区切りの小さな盛り上げ)に足していきます。
1小節=16マスで考える
4分の4拍子の1小節を16等分すると、1マスが16分音符になります。1・5・9・13マス目がそれぞれ1〜4拍目の頭です。DAWのステップシーケンサー(マスをクリックして音を置く画面)は、この16マスの形になっているものが多く、表のとおりにクリックすれば同じリズムになります。
定番の4パターン(16マスの表)
以下は、よく使われる基本形の一例です。ここから足したり抜いたりして、自分のリズムにしていきます。
1. 8ビート(ロック・ポップス)
| パート | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ハイハット | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ||||||||
| スネア | ● | ● | ||||||||||||||
| キック | ● | ● | ● |
ハイハットを8分音符で刻み、スネアは2拍目と4拍目。キックは1拍目と3拍目を基本に、11マス目を足すと前に進む感じが出ます。
2. 4つ打ち(ハウス・EDM)
| パート | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| オープンハイハット | ● | ● | ● | ● | ||||||||||||
| クラップ | ● | ● | ||||||||||||||
| キック | ● | ● | ● | ● |
キックを4分音符で全拍に置き、ハイハットは拍と拍のあいだ(裏拍)に置きます。クラップかスネアを2拍目と4拍目に重ねると、ダンスミュージックらしいノリになります。
3. ヒップホップ(ブーンバップ)
| パート | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ハイハット | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ||||||||
| スネア | ● | ● | ||||||||||||||
| キック | ● | ● | ● |
8ビートに近い形ですが、キックを拍の頭からずらすと跳ねた感じになります。後で説明するスウィングをかけると、ヒップホップらしい揺れが出ます。
4. トラップ(ハーフタイム)
| パート | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ハイハット | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
| スネア/クラップ | ● | |||||||||||||||
| キック | ● | ● | ● |
テンポは速め(130〜150BPMあたり)にして、スネアを3拍目だけに置くと、半分のテンポに聞こえる「ハーフタイム」になります。ハイハットは16分音符で刻み、ところどころを32分音符や3連符に細かくする「ハイハットロール」がトラップの特徴です。808(低音のキック)の作り方は808・ドラムマシン音源おすすめで紹介しています。
機械っぽさを減らす4つのコツ
1. 強弱(ベロシティ)をつける
全部の音が同じ強さだと機械的に聞こえます。ハイハットは拍の頭を強く、そのあいだを弱くするだけで自然になります。ベロシティ(音の強さ)は、ほとんどのDAWでノートごとに変えられます。
2. スウィングで揺らす
スウィングは、裏のマスを少し後ろにずらして跳ねた感じにする機能です。ヒップホップやハウスでよく使います。かけすぎると崩れて聞こえるので、少しずつ上げて確かめましょう。
3. ゴーストノートを足す
メインのスネアのあいだに、とても小さい音のスネアを足すと、人が叩いているような細かさが出ます。聞こえるか聞こえないかくらいの小ささがポイントです。
4. 4小節や8小節ごとにフィルを入れる
同じパターンをずっと繰り返すと単調になります。4小節目や8小節目の最後にタムやスネアの連打(フィル)を入れて、次の展開に入る合図にします。
FL Studioでのドラムの打ち込み方
FL Studioでは、「チャンネルラック」のステップシーケンサーでドラムを打ち込みます。公式マニュアルによると、各チャンネルのマスを左クリックで入力、右クリックで消去できます。
- まとめて入力:チャンネル名を右クリックして「Fill each 4 steps」を選ぶと、4マスおきに入力されます。4つ打ちのキックが一瞬で作れます(2・8マスおきもあり)
- 強弱をつける:グラフエディター(Ctrl+K)を開くと、マスごとにベロシティ(Velocity)などを調整できます
- スウィング:全体のスウィング(Global Swing)で全チャンネルを揺らせます。チャンネルごとの効き具合は「Swing Mix」で変えられます
- 細かく打つ:ハイハットロールのように細かいリズムは、ピアノロールで打ち込みます
FL Studio全体の使い方はFL Studioの使い方ガイドでまとめています。ハイハットやスネアに付属のディレイをかけて広がりを出す方法はFruity Delay 3の使い方で解説しています。
FL Studioを公式サイトで買うときは、クーポンコード PLUGINNEWSFLC を入力欄に入れてみてください。割引の有無と金額は購入画面に表示される内容が正です。
ほかのDAWでも考え方は同じ
Ableton LiveのDrum Rack、GarageBandのドラマー、BandLabのドラムマシンなど、どのDAWでも「16マスのどこに置くか」という考え方は同じです。無料で始めるなら、無料ドラムキットやドラム音源おすすめから音を選べます。DAW選びはDAWの値段一覧・比較を見てください。
打ち込みが苦手なら、プロのドラムパターンを使う
自分で打ち込むのが大変なら、ドラマーが演奏したMIDIパターン(グルーヴ)を並べて使える音源もあります。ToontrackのEZdrummer 3は、プロのドラマーが叩いたグルーヴとフィルのMIDIライブラリが入っていて、イントロ・Aメロ・サビなど曲の構成ごとに整理されています。ギターのリフに合うグルーヴを探す「Bandmate」や、机を叩いたリズムに近いパターンを探す「Tap2Find」も使えます。
Best Serviceでの価格は179€(米ドル $168.05・税抜、11月2日確認)です。Toontrack公式には無料の体験版もあります。上位版との違いはEZdrummer 3とSuperior Drummer 3の違いで比べています。
価格は購入前にリンク先で確認してください。
よくある質問
Q. ドラムの打ち込みは何から始めればいいですか?
キック・スネア・ハイハットの3つで、8ビートか4つ打ちを作るところから始めましょう。この記事の16マスの表のとおりに置けば、基本のリズムになります。
Q. 打ち込みにMIDIキーボードは必要ですか?
なくても打ち込めます。ステップシーケンサーやピアノロールでマウスで置けます。リアルタイムで叩きたいときはMIDIキーボードやパッドがあると便利です。
Q. 無料でドラムを打ち込めるソフトはありますか?
GarageBand(Mac・iPhone)やBandLabなどの無料DAWでも打ち込めます。FL Studioにも無料の体験版があります。
Q. 打ち込みのドラムがリアルに聞こえません
強弱(ベロシティ)、スウィング、ゴーストノート、フィルの4つを見直してください。生ドラムの音色が欲しいなら、ドラム音源を使う方法もあります。
まとめ
- ドラムはキック・スネア・ハイハットの3つから
- 1小節を16マスに分けて、どこに置くかを決める
- 8ビート・4つ打ち・ヒップホップ・トラップは基本形から足し引きする
- 強弱・スウィング・ゴーストノート・フィルで機械っぽさを減らす
- 打ち込みが苦手ならEZdrummer 3のようなMIDIグルーヴ入りの音源も使える
セール中のドラム音源はDTMブラックフライデー2026まとめでまとめています。
この記事の調べ方・情報源
FL Studioの操作はImage-Line公式マニュアル(Channel Rack・Piano roll)、EZdrummer 3の内容はToontrack公式の製品ページ、価格はBest Serviceの製品ページを2026年11月2日に確認しました。リズムパターンは一般的な基本形の一例です。情報の整理と下書きにはAIの支援を使い、内容は公式ページと照らし合わせて確認しています。
長く使われている定番のプラグインとバンドルです。セール中のものを先に、ほかは通常価格で載せています。
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